始めて利用するので、今回はセットアップと超簡単な使い方のみ試してみる。
今回試した環境は、
- システムは Gentoo Linux。カーネルバージョンは 2.6.36-gentoo-r6(Linux-2.6.36にGentoo向けパッチが当たっている)
- PCは、ThinkPad X201を利用。CPUはIntel Core i5-540M
まずは環境のセットアップ。OProfileを利用するためにはLinuxカーネルでのサポートと専用ユーザランドのインストールが必要。Linuxカーネルのサポートは、CONFIG_OPROFILE と CONFIG_HAVE_OPROFILE のサポートがあれば最低限OKらしい。続いてユーザランドのインストール。Portageを使ってインストールする
$ emerge dev-util/oprofile
インストールしたらOProfileで簡単なプロファイルを行ってみる。
$ sudo opcontrol --vmlinux=/usr/src/linux/vmlinux
$ sudo opcontrol --start
# プロファイルをとる任意のプログラムを実行
$ sudo opcontrol --stop
以上でプログラムのトレース取得は成功。
なお、opcontrolで各種処理を行うにはroot権限が必要な模様。そのため、sudoコマンドを用いて行っている。
続いてプロファイル結果の表示
$ opreport # 全体の結果を表示
$ opreport (プログラム名) # 該当するプログラムのみ
$ opreport -l (プログラム名) # ??
$ opreport -c (プログラム名) # ??
opreportでの各種コマンドラインオプションの詳細は今回は未確認。今日のところはこれで終了。もっと詳細を後日見ていきたいと思う。
参考ページ
OProfile : http://oprofile.sourceforge.net/news/
OProfile Documents : http://oprofile.sourceforge.net/docs/
備考
OProfileのサポートCPUを見るとCore-i5は十分なサポートされていないのか??この点も後日確認したいと思う。
またOProfileの実行に伴い、/root/.oprofile/ ディレクトリが作成されて設定が保持される。
さらに実行時の各種詳細情報は /var/lib/oprofile/ ディレクトリ配下に記憶さえる模様。
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