NetBSD5.0のX環境で日本語を使えるように設定を行う。
とりあえずは、フォント・ターミナルソフト・入力システムの3つを使えるようにしておく。
フォント
以前Linuxを利用していたときは、
M+フォント(ビットマップおよびアウトライン)が見やすくて気に入っていた。調べてみたところ、NetBSDのPackage Collectionでも
vlgothic-ttf パッケージにM+フォント(アウトライン?)が含まれている模様。ビットマップはPackage Collectionには含まれていないみたいだが、
Shinonomeフォントがあるのでそれを利用することにする。
まずはPackage Collectionからフォントをインストールする。
$ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/vlgothic-ttf-20090422.tgz
$ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/ja-shinonome-0.9.11.tgz
続いて、Xの設定ファイル(
/etc/X11/xorg.conf)にフォントパスを設定する。
FontPath "/usr/pkg/lib/X11/fonts/TTF"
FontPath "/usr/pkg/lib/X11/fonts/local"
最後に、TTFフォントを使えるようにするため、fc-cacheを更新する。
/etc/fonts/local.conf にフォントパスを追加。以下のように記載する。
/usr/pkg/lib/X11/fonts/TTF
この設定を追加した上で以下のコマンドでキャッシュを更新する。
$ fc-cache -v
これでとりあえずはフォントの設定OK
ターミナルソフト
日本語が取り扱えるターミナルソフトとしては、
rxvt や
mlterm が有名かな?(最近は、
xtermもUTF-8が取り扱えると思うけど‥)
個人的に色々とカスタムできる mlterm がお気に入りなので、mltermをインストールすることにする。
$ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/mlterm-2.9.3nb1.tgz
mltermの設定は
$HOME/.mlterm/ 配下に設定ファイルを記述すればよい。設定内容については、
刻色館に詳しく記載されています。
入力システム
Linuxを使っていた際は、日本語入力環境として SCIM + Anthy を使っていた。
NetBSDのPackage CollectionにはSCIMが含まれていない模様なので、UIM + Anthyという構成にすることにした。
$ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/uim-1.5.5.tgz
$ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/anthy-9100.tgz
インストール後、$HOME/.xinitrc に以下を追記
export LANG=ja_JP.eucJP
export LC_ALL=ja_JP.eucJP
export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS="@im=xim"
export GTK_IM_MODULE=uim
uim-xim &
としてみたが、mltermで日本語入力ができない。何故だろう?
少し調べてみたが原因が分からなかった。この件については後日調査することにしよう‥