2009年9月19日

awesomeのセットアップ

前回、ウィンドウマネージャとしてawesome-2.3.4をインストールしたが、その設定を色々行ってみる。

"無変換"キーをMod4に割り当てる
awesomeでは、標準で"Mod4"をプレフィックスキーとしており、このキーを中心にしてウィンドウマネージャの各種操作を行う。
X Window Systemの標準では、WindowsキーがMod4に割り当てられている。
ただ、使用しているThinkPad X31には、Windowsキーが無い!
そこで、"無変換"キー(スペースキーの左隣のキー)をMod4に割り当てるようにする。
Mod4に割り当てを行うためには、$HOME/.Xmodmapというファイルを作成し、そのファイルに以下を記述する。
  keycode 131 = Muhenkan
  add mod4 = Muhenkan
続いて、$HOME/.xinitrcにてこのファイルを読み込むように設定を行う。
僕の環境では以下のような形で.xinitrcに記述している。
  usermodmap = $HOME/.Xmodmap
  if [ -f "$usermodmap" ]; then
      xmodmap "$usermodmap"
  fi
  awesome
これで、startx コマンドでXを起動する際に上記設定ファイルが自動的に読み込まれ、"無変換"キーがMod4に追加される。

awesomeのキーバインド(標準)
では、awesomeのキーバインドを色々と覚えよう。キーバインドについては man ページにおおよそ記述が載っているので、以下は個人的な覚書レベル。
  • Mod4 + Enter : ターミナル(xterm)を起動する
  • Mod4 + Spage : レイアウト(ウィンドウの並び)を変更する
  • Mod4 + Shift + Spage : ※同上※(変わる順が上と逆順)
  • Mod4 + b : ステータスバーの表示/非表示の切り替え
  • Mod4 + j : フォーカスウィンドウの切り替え
  • Mod4 + k : ※同上※(変わる順が上と逆)
  • Mod4 + 数字 : 指定した番号にタブを切り替える
  • Mod4 + m : フォーカスの当たっているウィンドウを最大化する
  • Mod4 + Ctrl + 数字 : 指定したタグをトグルする
  • Mod4 + Shift + 数字 : 指定したタグにウィンドウを移動する
  • Mod4 + Ctrl + Shift + 数字 : 指定したタグにウィンドウをマージする
  • Mod4 + Shift + q : awesomeを終了する
途中、よく分からない説明があるが、青字の操作は結構感動ものです。
頑張って慣れようと思う。

ちなみに、awesome操作については nabeken さんのサイトにわかりやすいチュートリアルが乗っています。

awesomeの設定
awesomeの各種設定を行うには、$HOME/.awesomerc というファイルを作成しそのファイルに設定を記述します。詳細は AWESOME(5) のマニュアルページに記載されています。また、/usr/pkg/share/examples/awesome/awesomerc に設定ファイルのサンプルがある。これを $HOME/.awesomerc としてコピーして編集すると楽。


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