2009年9月14日

NetBSD5.0の設定(2)

前回に引き続き、NetBSDの設定を行う。

ユーザの追加
通常用途でマシンを利用する際のユーザアカウントを作成する。
ユーザアカウント作成に当たっては、sudoコマンドを利用できるようにするため、wheelグループに追加する。
以下のコマンドでユーザを追加。ユーザ追加と同時にユーザのパスワードを設定する。
  $ useradd -g users -G wheel -m -s /bin/csh (ユーザ名)
  $ passwd (ユーザ名)

pkgsrcの入手
NetBSDで用いられているパッケージ管理システムのpkgsrcを利用できるように設定する。pkgsrcについては、NetBSDサイトのドキュメントページに分かりやすくまとまっている(リンク)。
以下のコマンドにて、pkgsrc(2009年Q2版)を入手する。
  $ cd /tmp
  $ ftp ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/pkgsrc-2009Q2/pkgsrc-2009Q2.tgz
  $ tar -xvf pkgsrc-2009Q2.tar.gz -C /usr
とりあえず入れてみたけど、まだ何も試していない‥

tcshのインストール
NetBSDの標準では、sh, csh, kshが利用可能である(利用可能なシェルは、/etc/shells を見れば分かる)。ただしいくら何でもこれらのシェルでは非力過ぎるので、tcshを使用することにする。ついさっき pkgsrc を入れたのだけれども、今回はサーバ上に用意されているコンパイル済みのパッケージをインストールする。
ちなみに、i386向けの2009Q2のコンパイル済パッケージは、
  ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/
以下に置かれている。上記パスを含めて pkg_add コマンドで指定すればインストールできる。
以下のコマンドで、tcshをインストールする。
  $ pkg_add ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/i386/5.0_2009Q2/All/tcsh-6.16.00.tgz
インストールが終わったら、/etc/shellsの内容を確認して tcsh が選べるようになっていることを確認。続いて各ユーザのログインシェルを以下のコマンドで変更する。
  # chsh -s /usr/pkg/bin/tcsh

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