2008年11月30日

NetBSDからExt2FSのパーティションをマウントする。

NetBSDから、データ用パーティション(こちらで検討したもので、10GBのEXT3FS)をマウントしようとすると、エラーになる。

# mount_ext2fs /dev/wd0j /home
Ext2 fs: unsupport inode size
mount_ext2fs: dev/wd0j on /home: incorrect super block


Linuxマシンから dumpe2fs コマンドでこのパーティションの内容を確認したところ、

Inode size: 256

となっていた。
一方で、NetBSDのカーネルソースコードを確認すると、NetBSDのExt2FSファイルシステムドライバは、inodeサイズを128までしかサポートしていない模様。

そこで、データ用パーティションをフォーマットしなおして(幸い、まだデータをほとんど置いていない)、inodeサイズを変更することにする。
Linuxマシンから、以下のコマンドでパーティションを再フォーマットする。

# mke2fs -j -I 128 /dev/hda6


これで、NetBSDからもマウントできるようになった!

2008年11月23日

NetBSD 4.0.1 のインストール

先日のLinuxのインストールに続いて、今度はNetBSDをインストールする。

NetBSDのサイトから、i386用のインストールCDイメージを取得してきてCD-Rに準備。
このインストーラから起動して、インストールを行う。

基本的にはインストーラに従ってインストールすれば良いが、注意点を以下に記載しておく。
  • HDDのディスクジオメトリの設定 : Linuxのインストール時には、C/H/S = 155061/16/63 として認識されていたが、NetBSDでは、C/H/S = ??/240/63として認識される。このままインストールすると、NetBSDのインストーラがMBRエントリを書き換えてしまうので、ジオメトリをLinuxインストール時と同じに設定すること。
  • MBRを消さない : インストール中に"MBRのエディット" or "ディスク全体を使用する"の選択を聞かれるが、間違ってもディスク全体は使用しないこと。(インストールしたLinuxが上書きされてしまうため)
  • bootcodeは書き込まない。Linuxインストール時にインストールしたGRUBをブートローダとして使用するため、NetBSDインストーラに含まれるブートローダはインストールしないようにする。
続いて、GRUBの設定ファイルにNetBSD用のエントリを追加する。
追加するエントリは以下の通り

#
# NetBSD
#
title NetBSD 4.0.1
root (hd0,4,a)
kernel /netbsd
boot

(hd0,4,a)の意味だが、"hd0"は最初のディスクをあらわしている。"4"パーティション構成で決めた通りパーティション4(0から始まる番号)にNetBSDをインストールしたので、このパーティションが選ばれるようにするため。"a"はNetBSDのdisklabelの『a』をあらわす。
これで、GRUBのメニューからNetBSDが起動できるようになった!

2008年11月22日

Gentoo Linux 2008.0 のインストール

企んでいたOSの再インストールを実施する。
まずはGentoo Linuxのインストール。

インストールするのに参考になるサイトは以下の通り
ハンドブックに従う形で、これと言って問題無くインストール完了!

インストールが完了したら、システムをすべて再ビルドする。(最適化のため)

# emerge --oneshot linux-headers (ヘッダファイルを最新のものにする)
# emerge --oneshot glibc (まず、libcを再ビルドする)
# emerge -e world (システム全体を再ビルドする)
# emerge --depclean (不要なパッケージを削除する)

とりあえず、これで最低限のシステムインストールは完了!

2008年11月21日

ノートPCのOSを入れ替える(パーティションサイズ決定)

先日のエントリで、ノートPCのOS入れ替えを決意。

現在、データのバックアップをせっせとやってます。

パーティションのサイズをおおよそ決めました。
HDDサイズが80GBなので、割り振りとしては以下のような感じかな。
  • P0 : 128MB → ブート用
  • P1 : 2GB → Swap
  • P2 : 15GB → Linuxメイン
  • P4 : 10GB → NetBSDメイン
  • P5 : 10GB → データ(/home)
  • P6 : 約35GB → データ
  • P7 : 約5GB (残り全部) → 遊ぶ用

2008年11月15日

ノートPCのOSを入れ替える(構想検討)

ノートPC(IBM ThinkPad X31)を使っています。
これまで、Gentoo Linux (バージョンは2007.0)を使用していたのだけれども、gcc, binutils, カーネル等の一式の最新版を使ってみたくなりました。また、これまでNetBSDをGentoo上のVMWareで使っていたのだけれども、USB2.0(EHCIホストコントローラ)がエミュレートされなかったりと、チョコチョコ不満があったので、思い切ってPCのOSをすべて入れ替えることにします。

まずは、その方針を検討。
  • とりあえずデュアルブートにして、LinuxとNetBSDをインストールする。
  • Linuxは、Gentoo最新の2008.0にする
  • NetBSDは、最近リリースされた4.0.1にする
  • 各種データ類は、両OSからマウントできるように独立したパーティションを用意する
Xenを使えば両OSを同時に動作させることができるのだけれども、ノートPCということでACPI周り(やCPUの動的周波数変更)等がうまく動作するのかが不安だし、そこまでのニーズは無いので、パスすることにする。(CPUがVTをサポートしていれば完全仮想化にトライしてみたかったところだけど・・・)

まずは、パーティション構成を考えて見ますか・・・
  • Partition0(ExtFS2) : ブートローダ用の領域。ちなみに、ブートローダにはGRUBを使う予定
  • Partition1(SWAP) : Swap領域。1GBのメモリを積んだこのPCに必要なのかは不明・・・
  • Partition2 (ExtFS3) : Linux用のメイン
  • Partition3 : 拡張パーティション
  • Partision4 : (FFS) : NetBSDのメイン
  • Partition5 : (ExtFS3) : データ用 その1
  • Partition6 : (ExtFS3):データ用 その2
  • Partiton7 : (TBD) : 色々遊ぶ用のパーティション
とりあえずこんなところかな?
気になる点としては、
  • 拡張パーティションからのNetBSD起動って大丈夫?
  • そもそも、GRUBとNetBSDの組み合わせって初めて使う・・・
  • NetBSDで無線LANを問題なく使えるか?(802.11 a/b/g)
といったところだろうか?
詳細はこんど詰めることにします。とりあえず、データのバックアップを取らないと・・・